具体的につないで確認する
接続要素の振る舞いを知ることはMEPモデリングにとって大変重要です。今回は具体的にモデルを作成しながら、接続要素の重要性を確認します。
下の図のように、部屋と廊下をパスダクトでつなぐという、プリミティブなモデリングをしてみます。廊下側から部屋に空気が流れているとして、「機械テンプレート」に含まれている
- M_吹出口
- M_吸込口
を配置してみました。
吹出口と吸込口を配置 |
次にこの両者をダクトで接続します。いずれかを選択・右クリックし「ダクトを作成」を選択し、相手につなごうとするとエラーになります。
エラーが表示される |
- 接続しようとしている要素には、異なるシステム分類があります。
です。どういう意味なのでしょう?
システムを組んでみる
次にシステムを組んでみます。廊下側の吸込口を選択し、[修正-エアターミナル]の[システムを作成]パネルの[ダクト]をクリックします。すると次のダイアログが現れます。
[システムエディタ内で開く]にチェックを入れてOKし、部屋にある制気口を選択し、システムに追加しようとすると・・・・
吹出口をシステムに追加することができない |
システム分類が異なると接続できない
これらのエラーの原因は残念ながらエラーメッセージを読んだだけでは何のことやらさっぱりわかりません。エラーメッセージには- システムのシステム タイプ(還気)と一致する利用可能な接続がありません。
となっていますが、この表現はあまり適切とは言えません。正しくは
- システム分類「還気」と一致する利用可能な接続要素がありません。
です。前回の図を思い出してください。
システム分類が同じ接続要素しか仲間になれない |
- 給気
- 還気
- 排気
- 他の空気
- 継手
- グローバル
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