システム分類→システムタイプ→システム
前回はシステムの概念についてお話ししましたが、残る「システム分類」と「システムタイプ」とはどのような考え方でしょう?おおざっぱに言えば下の図のようば関係になっています。
システム分類とシステムタイプとシステムの関係 |
すべてのダクト・配管系のシステムは何らかのシステムタイプに属しており、ダクト・配管系のシステムタイプはいずれかのシステム分類に属しています。このシステム分類とはどのようなものがあるのでしょうか?
システムタイプ
まずはシステムから一つ上がって、システムタイプを見てみましょう。この定義がどこにあるかというと、プロジェクトブラウザのファミリの中にあります。サンプルファイルを開いて確認してみてください。
ダクトシステム |
配管システム |
ダクトシステム
ダクトシステムのSupply Airをダブルクリックしてみると、システム分類が「給気」になっていることがわかります。
システム分類は「給気」 |
つまりシステムタイプ「Supply Air」のシステム分類は「給気」に属していることがわかります。そのほかのプロパティをみるとシステム分類を確認できます。
ダクトのシステム分類はこの三つ |
システムタイプはいくらでも増やせるが、システム分類は増やせない |
接続要素のシステム分類
結局のところシステムとは接続要素の集合です。その接続要素の集合がシステムタイプに属しています。ただ属する前の状態を考えてください。まだシステムに組み込まれていない、宙ぶらりんの状態の制気口・・・。これをシステムに組み込むとき、その氏素性がわからないと、仲間にしていいかどうかわかりません。このとき接続分類がその要素の氏素性をあらわすのに役に立つのです。ダクト・配管の接続要素はすべてシステム分類を持っています。
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